歯ぎしり食いしばりを治療しながら気になるほうれい線対策
歯ぎしり、食いしばりがもたらす症状
歯ぎしりや食いしばりに悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。長期間の食いしばりがあることに気付かず、原因不明の頭痛に鎮痛剤を飲み続けている方もいます。
また、経年的に歯がすり減ることは正常範囲内なのですが、過度の歯ぎしりで必要以上に擦り減ったり歯が割れたりする方の何と大勢いらっしゃることか!
歯がすり減ったり割れることによって何が起こるかと云うと、奥歯の高さが低くなり、いわゆる「への字口(くち)」になってしまうのです。コロナ禍でマスクをしている間に、「ほうれい線」がくっきり出来てしまってショックを受けたと語る方も少なくありません。
口元の改善・歯ぎしり、食いしばり対策・ほうれい線の3つの施術方法
口元の改善・歯ぎしり、食いしばり対策・ほうれい線の代表的な施術は以下の3つがあります。
①ボツリヌス療法
②Hifu(ハイフ)
③ヒアルロン酸ケア
①→②→③の順に即効性を期待できます。
ボツリヌス療法
歯科治療の一環として、ボツリヌス治療ができることをご存知でしょうか?ボツリヌスタンパクを口の周りの筋肉に注入することで筋肉がリラックスし、歯ぎしりや食いしばりの改善が期待できる治療法です。即効性が期待できる反面、効きすぎると表情に左右差が生じたりしますので慎重に診断してからの治療になります。
HIFU(ハイフ)
ハイフは高周波を使い、筋肉の深層部にエネルギーを伝えて筋肉の無駄な歪みを整える治療法です。
食いしばりが改善するとともに、ほうれい線が改善するというとても嬉しい副反応が起きるので、この副反応の方を前面に強調してエステサロンや美容外科で導入されています。美容外科では、しわ対策と称してパワーを最大限まで強く出来るため、麻酔をしなければ痛くて施術できないほどです。
歯科での治療目的は「歯ぎしり、食いしばり」の改善ですから、咬むための顔の筋肉に現局して施術を行います。ですから、申し訳ないのですが、ハイフもボツリヌスタンパクも美容だけを目的にした受付はできない旨、ご了承くださいますようお願い致します。
ヒアルロン酸ケア
ヒアルロン酸ケアは、特殊なヒアルロン酸シートを貼ることで頬のリラクゼーションを行い、ご自宅でも好きな時間に手軽にできる治療です。就寝時に薄いマウスピースをお使いいただき、筋肉のをリラックスさせ表面から潤いを浸透させようと云う目的のものです。ボツリヌスほど即効性はないものの、費用を抑えながらほうれい線ケアに効果が期待できます。
マスク生活が段々終わりに近づくこの季節、歯ぎしり食いしばりを治療しながら気になるほうれい線対策にトライしませんか?※奥歯に原因がある場合は、歯の治療が必要になることもあります